院長の部屋
院長からの「眼のアドバイス」
私の趣味を中心に、
「良く見えること」で「より楽しくなること」をご紹介します。
スポーツを楽しむにあたって、眼科の視力検査(静止視力ともいいます)はとても大切な検査です。
特に、球技やモータースポーツなど、動いているものを見るスポーツでは大切です。
動いているものをはっきりとみるためには「静止視力が良いこと」が必要だからです。
スポーツの上達のためだけでなく、プレー中の怪我の予防のためにも静止視力が良いことは大切です。
クリニックで診察していても、良く見えないことで他の人とぶつかったり、
ボールが目にぶつかるなど、怪我をして眼科受診する人は多いと感じています。
その時に視力検査をして「私ってこんなに視力が悪かったのね」とビックリされる方は多いですよ。
だから、特に見え方に不便がなくても年に一度、
視力を含めた定期検査をしておくことが年齢関係なくオススメです。
1. モータースポーツや、
車・バイクなどの運転
視力が悪いと、特に曇りや雨で薄暗い時には見えにくくなります。私のモータースポーツの仲間うちでも、良く見えるように眼鏡やコンタクトレンズを使用したり、度数を変えることで、クラッシュに巻き込まれることが減ったり、レースの成績が良くなったということをよく経験しています。
2. マウンテンバイク
怪我なく安全に走るためにも、良く見えることは大切です。また速いスピードで走るため、目に虫が入ったり、コースアウトした時に木の枝が目に当たったりすることもあります。目の怪我予防のため、サングラスやゴーグルをしておくことも大切です。
3. 卓 球
卓球のボールは小さく、とても速く移動します。また競技の特性上、ボールに回転がどれくらいかかっているかを瞬時に判断することも大切になります。よく見えることの重要性が、かなり高いスポーツだと実感しています。
1日中仕事をして、夜に練習するということもあると思います。よく見えにくいと感じる時には、眼鏡やコンタクトレンズの度数を見直すことも必要だと思います。私は1日診察して、夜に卓球をする時には、いつもよりちょっと上げた度数のコンタクトレンズを使用しています。
4. スキー
スキー場では雪による照り返しもあり、紫外線で目の角膜の表面が傷つきやすくなります。長い時間紫外線にさらされると、6~10時間程度で「結膜の充血」、「目がゴロゴロする」、「涙が出る」、「目が痛くてまぶしい」などの症状があらわれます。いわゆる「雪目」という症状です。せっかくウインタースポーツを満喫したいのに、それでは十分楽しめないですよね。
紫外線から目を保護するためには、サングラスやゴーグルが有効です。
5. ジェットスキー
これは私のほろ苦い体験なのですが、顔に塗っていた日焼け止めのクリームが汗や海水とともに目に入り、目を開けていられなくなりました。そのため、近くの小島までグループで行くミニツアーでグループからはぐれてしまって危ない思いをしました。借りもののゴーグルが目にちゃんとフィットしていなかったのが原因でした。
アイガードは、ちゃんと合ったものをつけることの重要性を身を持って経験しました。
6. 読 書
四十代五十代になって好きだった読書をあまりしなくなったり、新書はいいけど文庫本をあまり読まなくなっていませんか?私もそんなひとりで、見えないという自覚は全くないのに、読書量が減り、気がつくと文庫本は買っても読まない積ん読になっていました。
読書の時疲れずに快適に見えるのと、スポーツや運転の時に良く見える眼鏡やコンタクトレンズの度数は異なります。眼鏡やコンタクトレンズの度数を見直すことで、快適に読書ができるようになります。
みなさまが、
いつまでも楽しく過ごせるよう
「良く見える」ためのサポートを
させていただきます。